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マンション適正「S評価」とは?

誤解を招く中古マンション販売図面のキャッチコピーとは?

昨日、築30年ぐらいの中古マンションの販売図面を見ていたら、ふと目に止まったキャッチコピーがあった。

「これって、一般のエンドユーザーが見たらどう思うだろうか・・・?」そのキャッチコピーって言うのが以下の内容なんです。

「マンション適正「S評価」マンション」

これを見てどう思いますか?これ、僕の友人に見せて聞いてみたら、「これって耐震的に大丈夫の評価って事だよね?って答えました。
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マンションは築30年ぐらいのマンションです。一般の人から見たら築年数が古いから地震とかの耐震補強が心配だけど、「マンション適正「S評価」マンション」ならば少しは安心してもいいのかなぁ??なんて思っちゃいますよね。

実はこの「マンション適正「S評価」って耐震のことじゃないんです。これは、日本マンション管理士会連合会という団体が行う「マンション管理適正化診断サービス」というもので最高のS評価を得たマンションの管理組合及び当該マンションの区分所有者に対し共用部分に対し管理状況により加点を加えて点数の高い順から「S」「A」「B」の順番でもらえる評価なんです。

ですから「マンション適正「S評価」マンション」っていうのは、このマンションの管理組合に対して良好な管理をしていることを区分所有者や居住者にアピールするためのツールという事です。

まぁ、良好な管理をしている事はいい事だし、いい管理をしている事でそのマンションの評価も高くなりますが、よく誤解される、「耐震補強」をしているとか「地震でも安心」的な内容ではありません。

ちょっと紛らわしいですよね。

3人ほどに聞いたら3人とも「耐震補強」してる?とか「免振システム」があるから安心的な事など言ってましたからね。本当に紛らわしいと思います。

もちろん、今回取り上げた販売図面を出していた不動産会社もエンドユーザーを騙そうとかという事で作成しているわけではなく、「管理のいいマンションですよ!」という事をアピールしているだけだと思いますが、そのように一言付け加えとくと分かりやすいですが、そのままだと様々な誤解を招くことになるんですよね。

中古マンションでは、新築マンションと違っていろいろと不安なこともあると思いますが特に旧耐震マンションであっても耐震的にしっかりしたものもありますし、下手な新築マンションよりしっかり管理してあって資産価値的にも魅力のあるマンションもありますから誤解しないように十分に検討してほしいと思います。
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プロフィール

AI爺

Author:AI爺
不動産の仕事を初めて30年になります。不動産のことなら賃貸から売買・任意売却から競売・事故物件・収益不動産まで取り扱ってきました。現在は東京都心を中心に不動産の仕入れと販売活動中の現役バイヤーです。
日々のバイヤー活動の中で一般の素人の人達でも使えたり応用できるようなテクニックはたくさんありますので、あなたの家を購入したり売却する時に参考にしてもらえたら嬉しいです。

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